先進予防?健康医学講座

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ご挨拶

和歌山県立医科大学医学部 先進予防?健康医学講座のホームページへようこそ!

2025 年9月より当講座の教授を拝命しております上田豊と申します。 これまで当講座は公衆衛生講座として役割を担って参りましたが、この度、先進?予防健康医学講座として新たな一歩を踏む出しました。疾病予防、健康増進、感染症?災害対策等様々な分野で、個人および社会全体の健康と福祉を追求した先進的な研究を展開し、人材の育成にも当たって参ります。そして、地域の保健行政機関や医療機関との連携を深め、地域の健康や福祉の向上に寄与しつつ、広い視野をもって日本や世界の予防?健康医学の向上に寄与したいと考えております。

私はこれまで臨床医(産婦人科医)として診療や研究、教育に当たる中で、疾病予防の重要性を強く認識し、社会医学的な研究や社会活動などにも力を入れて参りました。HPVワクチンの有効性評価や積極的勧奨差し控えの弊害の予測や検証はその一例です。今後はこれらをさらに発展させつつ、一方で産婦人科領域に拘らず、様々な領域の課題にも取り組んで参ります。

これら研究?社会活動を行っていくに当たり、仲間を募集しております。少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ご遠慮なくご連絡下さい。どんなバックグラウンドをお持ちの方でも(お持ちでない方でも)歓迎いたします。いろいろな角度から、共に課題に向き合っていきましょう!

教授写真

先進予防?健康医学講座
教授 上田 豊

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ニュース

2025年度

9月1日
 上田豊?八木麻未が着任し、先進予防?健康医学講座が開講しました。

講座開講の写真

9月18日
 上田豊が大阪地裁でHPVワクチン全国訴訟の参考人として証言を行いました。

9月19日
 上田豊?八木麻未が伊藤ゆり先生の大阪医科薬科大学教授就任祝賀会に参加しました。

集合写真

9月20日
 上田豊が共同通信社の取材を受け、記事が山陽新聞?沖縄タイムスなどに掲載されました。

9月21日
 上田豊が米子市で開かれた市民公開講座で特別講演を行いました。

特別講演の写真

10月1日
 上田豊が監修を務めた記事が公開されました。
  子宮頸がん検診についてこのリンクは別ウィンドウで開きます
  子宮頸がん?子宮体がんの手術後に起こるもの〈むくみ〉このリンクは別ウィンドウで開きます
  子宮頸がん?子宮体がんの手術後に起こるもの〈排尿障害〉このリンクは別ウィンドウで開きます

10月5日
 上田豊が第34回日本婦人科がん検診学会総会?学術講演会で講演(ワークショップ)を行いました。

講演会写真

10月20日
 上田豊が国立がん研究センターがん対策研究所で教育講演を行いました。

教育講演の写真 集合写真

10月22日
 八木麻未が第15回性の健康医学財団賞を受賞しました。

受賞式の写真1 受賞式の写真2

10月27日
 上田豊が和歌山県立医科大学で教授就任記念講演を行いました。

10月28日
 八木麻未が家族計画研究集会in 東京「SRHRの視点からプレコンセプション?ケアを考える」で収録を行いました。
(こども家庭庁健やか親子21公式YouTubeでのライブ配信予定)

10月30日
 八木麻未が第84回日本公衆衛生学会総会で講演(オンデマンド?シンポジウム)、上田豊が指定発言を行いました。

日本公衆衛生学会総会のポスター写真

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メンバー

教授 上田 豊 リサーチマップ

助教

八木 麻未 リサーチマップ
研究補助員 田染 朱紗  
【氏名】 上田 豊(うえだ ゆたか)
【役職】 教授
【これまでの歩み】
  1996年に大阪大学医学部を卒業し、以降、産婦人科医として活動。
  その間に社会医学系専門医?指導医、上級疫学専門家の資格を取得。
  2025年からは社会医学を活動の中心に。
【座右の銘】 Slow, but Steady!(そそっかしい自分への戒め)
【好きなこと(もの)】 テレビドラマ視聴
【八木先生からの質問  <好きなスポーツは?> 】
  野球
  ボール系の競技は大体何でも好きです(するのも見るのも好きです)。
【氏名】 八木 麻未(やぎ あさみ)
【役職】 助教
【これまでの歩み】
  京都芸術大学でコミュニケーションデザインを学び、
  検診啓発活動に携わりたいと思い、大阪大学産婦人科に就職。
  榎本隆之先生、上田豊先生の研究班にて実務を担当。
  がん疫学に出会い研究活動を開始。
【座右の銘】 その日を摘め
【好きなこと(もの)】 アート鑑賞
【上田先生からの質問 <好きな食べ物は?>】 
  ハーブティー

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講座の方針

当講座では肉体的?精神的健康の向上を目指し、日常の中に改善すべき問題がないか常に考え、新しいことを積極的に学び吸収する習慣、そしてそれをさらに応用していこうという前向きな姿勢を大切にしています。
社会の中に見つけた課題に対して、研究者として学術面から取り組み、その成果を行政とも連携して社会実装して参ります。
これを繰り返していくことで、ひとり一人の肉体的?精神的健康の向上、そして健康社会の実現を図ります。

講座の方針

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研究テーマ

*全国自治体?企業の健診?検診?ワクチン等に関する後方視的?前方視的研究

*がん予防や妊孕性?母子保健、がんサバイバーシップ等に関するアンケート調査?インタビュー調査

*地域がん登録を利用した多施設後方視的?前方視的研究

*HPVワクチンの有効性評価に係る子宮頸がん検診内症例対照研究
(子宮頸がん検診とHPVワクチン接種歴の記録照合に基づく)

受託研究?共同研究の受付

当講座では、企業様?自治体様?各種団体様?個人様?クリニックを含む医療機関様など外部からの受託研究?共同研究等のお申し込みを随時受け付けております。
ご関心?ご質問のおありの方は、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
「お問い合わせ」

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研究業績 

(2025年9月着任以降)

<原著>

  1. Watanabe Y, Kobayashi E, Masuda T, Kakuda M, Nakagawa S, Hiramatsu K, Iwamiya T, Matsuzaki S, Nakatani E, Ueda Y.
    The value of vaginal cytology for postoperative surveillance of endometrial cancer.
    Int J Clin Oncol. 2025;30(10):2138-2147. 
  2. Kobayashi M, Nakagawa S, Masuda T, Kakuda M, Hiramatsu K, Iwamiya T, Matsuzaki S, Hashimoto K, Ueda Y, Kodama M, Takekuma M, Klar M, Roman LD, Wright JD, Matsuo K.
    Clinical and pathological characteristics and outcomes of small cell neuroendocrine carcinoma of the uterine cervix.
    Int J Gynecol Cancer. 2025;35(9):102011.
  3. Yoshioka T, Goto A, Mizushima T, Suzuki Y, Ueda Y, Yagi A, Sekine M, Kudo R, Garland SM, Kumarasamy S, Ismail-Pratt I, Reimer K, Miyagi E. Asia Pacific HPV Coalition.
    Web-Based Video Intervention and Associated Factors for the Uptake of the Catch-Up Human Papillomavirus Vaccination in Japan: Randomized Controlled Trial.
    J Med Internet Res. 2025;27:e67778.
  4. Nagase Y, Nakagawa S, Kobayashi M, Kurahashi H, Ogimoto H, Tanaka A, Tsujie T, Shiomi M, Otake A, Masuhara K, Yoshikawa K, Yotsumoto F, Kurita T, Yoshino K, Yoshioka E, Egawa-Takata T, Kudaka W, Sekine M, Unno H, Takemura M, Aso S, Kai K, Kobayashi E, Yokoi T, Akada M, Kakubari R, Hisa T, Matsuzaki S, Ueda Y.
    Prognostic factors of Lenvatinib plus pembrolizumab therapy for advanced or recurrent endometrial cancer: analysis of a multicenter cohort study in Japan.
    Int J Clin Oncol. 2025 Sep 6. doi: 10.1007/s10147-025-02842-x.
  5. Kobayashi M, Nakagawa S, Ishii Y, Kamei Y, Kanda M, Masuda T, Kakuda M, Hiramatsu K, Iwamiya T, Egawa-Takata T, Matsuzaki S, Uematsu H, Onuma K, Inoue M, Ueda Y, Kimura T, Kodama M. 
    VRK1 Is a Novel Therapeutic Target for Small Cell Neuroendocrine Carcinoma of the Cervix.
    Cancer Sci. 2025 Oct 20. doi: 10.1111/cas.70211. Epub ahead of print.   

<和文(総説)>

中学保健ニュース 連載:子宮頸がんとワクチン
第1回 子宮頸がんとは 
上田 豊
少年写真新聞社 2025年10月8日 pp2-3

中学保健ニュース 連載:子宮頸がんとワクチン
第2回 HPVワクチンの有効性
上田 豊
少年写真新聞社 2025年10月18日 pp2-3

中学保健ニュース 連載:子宮頸がんとワクチン
第3回 HPVワクチンの安全性 
上田 豊
少年写真新聞社 2025年10月28日 pp2-3
 
HPV関連がんとその予防
上田 豊
日本がん予防学会:ニュースレター 2025年 No.119 5 

特集「日本のがん対策 過去?現在?未来」 6. HPVワクチン定期接種の失われた10年間
八木麻未
公衆衛生 2025;89(11):996-1003
 
 HPVワクチン接種におけるナッジ?行動経済学 
八木 麻未,上田 豊
医療と社会  2025; 35(1): 61-70


<和文(著書)>

各論 (2)性成熟期 2)想定される相談内容 ①生活習慣
Q17 子宮頸がん検診とHPVワクチンについて教えてください。検診とワクチンのどちらか一方だけ実施すればよいのでしょうか。
上田 豊
プレコンセプションケア アドバイザーTEXTBOOK、国立成育医療研究センター
2025年発刊 pp.73-75 

女性外来診療 : こころとからだの“つらい”に寄り添う (寺内,公一(編)) 
第1章 思春期, 6. HPVワクチン
八木麻未上田 豊
診断と治療社  2025年10月 pp77-81

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お問い合わせ

公立大学法人  和歌山県立医科大学  医学部  先進予防?健康医学講座

教室の表札 住所 〒641-8509 365体育app TEL:073-447-2300(代表)

電話 073-441-0647(直通)

FAX 073-448-0238

メール pubh@wakayama-med.ac.jp

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